地形の情報満載の角川武蔵野ミュージアムを訪ねる~東所沢~
ミュージアム5Fの武蔵野ギャラリー&武蔵野回廊には地形の書籍や情報が満載。それを目当てに訪問
<地形図>カシミール3Dより
最寄り駅は、JR武蔵野線の東所沢。
武蔵野線は緑色部分(低地)は高架で、黄色部分(台地)は台地を切通した地下を走る
付近の地形は非常に面白い
北側を流れるのが東川、南側を流れるのが柳瀬川
柳瀬川の方が流量が多そうなので、川が削った谷も深そうだ
東川が柳瀬川に合流する当たり、地形が複雑そうで興味深い。いつか歩きたい
A-Bラインで断面図をつくったのが、次の図
やはり柳瀬川の谷の方が深い。
また角川ミュージアムは東川の作った谷に向かって落ち込んでいる部分に立っている。
これからお見せする写真でもそれがよく分かると思う。
東所沢駅から北に進み、ミュージアムに向かって左に曲がる交差点
この先、道路がUの字に窪んでいる。東川の作った谷を通過するためだ
ミュージアムに隣接する武蔵野樹林パーク
開館前、晴天の寒い日だったので、霜柱が一面の残っていた。
幻想的な風景に見とれた
ミュージアム入り口
東川の谷の斜面に盛り土をして作られているのが分かる
ミュージアム正面より
ミュージアムに隣接する武蔵野巫令和神社
いよいよミュージアムに入場。4Fにある本棚劇場へ
インパクトのある書架。残念ながら上段の本棚にはアクセスできない
30分に1回、プロジェクションマッピングが行われる。
ここは、サクッとみて5Fへ
お目当ての5F武蔵野回廊&武蔵野ギャラリーへ
武蔵野の地形ジオラマ
大宮方面から都心を眺める。新鮮な視点だ!見ていて飽きない
縄文土器の出土場所と地形の関係について
当たり前だが川筋に沿って、縄文人が生活していたことが分かる
武蔵野台地には、水はなかったのだ
西武線の沿線の地形について
左⇒右は、東⇒西に向かうので、標高が高くなるのだが
ところどころ川によって浸食されているのが分かる
前回、記事にあげた小金井のムジナ坂の新旧写真比較
左は昭和30年(1955年)代写真、右は2020年の写真
60年前は、まさにムジナが出てきそうな薄暗い坂だった!
現在のムジナ坂の様子はコチラへ
手前の用水路が、東川。
クレーンで工事をしているのが所沢物産館「YOT-TOKO(よっとこ)」21年5月オープン予定
5Fには、地形関連の書籍が豊富に提示されていた。
読むのに夢中になり、写真を撮り忘れてしまった。
武蔵野の地形に関心のある方には、是非お勧めしたい
今回はここまでになります。